融解離脱

頼むから愛してクレメンス

脳で見るな視力を使え

楽しい夏をありがとう。
勘違いと自己嫌悪で終わらせてしまったけれど、はちゃめちゃに舞い上がることができた。
そしてなにもかもドラマじゃねぇんだこれは人生なわけででもどうしても、わたしは感情の振れ幅の強い方になびいてしまう。重力が傾いてるメトロノーム、欠陥住宅、地球は三角、あなたは死角。

何が好きだったか全く思い出せない。し、何で無理になったのかも全くわからない。
自分が嫌になったんだと思う。
そして「気持ち悪いな〜この人」と思ってしまった。
もうこの界隈に手出すのやめる。
界隈どころか、他人を崇拝するのをやめてください。

思い返せば他のメンバーの動画のが見てたし、カッコ良かったから本当はそっちの方が、本心ではその人の方がいいと、わたしの体は訴えていたのになぜそっちに転がったかというと握手会が地元で開催されると知って、そのメンバーが彼だったから。神対応だったから。本当にありがとう。心は無い言葉で3週間くらいは幸せになれた。目で彼を見ずに脳で彼を見つめていた気がする。盲目とはそこからくる。800万人いるセフレを仲良く食い散らかしてください、起業した会社を大切に取締役をやってください、課金アイテムぶん投げる女の名前を永遠に呼び続けてください、いつかアイドルをやめて裏方になっても得意の話術で人を騙し続けててください、本名が酒鬼薔薇聖斗っぽくいてください、いつか結婚したらリスナーからアホほど泣かれてください、いつまでもネットでかまし続けてください。

ありがとうありがとうありがとうありがとう。しょうもない自分に気付けて楽しい夏をくれて。たった一回だったけど一生の中の一瞬を一緒にいたいっぱい一体何だったんだ?

生茶ブロン爽健美茶メロン

どこの会社にも高橋一生似の既婚者がいて、若い社員に手を出して俺たちの秘密にしてる気がする。そんな話をいろんな友達から8万回くらい聞いた。高橋一生は何人いるのか、集計を求める。


すすきのの中心でバカみたいに叫んだ。「好きです」の答えはスマホを触りながら言われる「うん」でも、LINEで流れる「俺も」でもなく、「俺の方が好きだよ」だった。はじめて正解を見つけたと思った。これまで貰ったどの言葉よりも嬉しくて、嘘だった。


例えばわたしはこのまま生きて、30歳になって、その頃にはこの間言われた「正社員になることを見越した仕事量」をこなしているのか。今こんなにしょうもない自分が、駅を歩くスーツの人間と同じように普通に外に出られるのか。

夢ばかり見てコデインとエフェドリンを頼りにしてて、マイメロディのケースから溢れ出る雪のような幻は甘くて、具合が悪い。


大好きだけど大嫌い。もう恋なんてしないとか男は嫌いだとか散々散々言ってたどり着いた正義がこちらだった。お金をかけて妄想に浸るだけの簡単な日常になんの辛さがあるのか。なんの辛さもない。全ては無に還り、重量がなぜあるかも、水がどうして透明なのかもわからない。


人とは触れ合うべきじゃない。

触った分だけ思いが強くなる。

いろんな人間がいるけれどわたしは無理だ。

誰かを崇拝しすぎると壊れるし、誰もいないと壊れる。

でも勝手に治る。

勝手に治っても、腕が頭についていて、内臓が羽になって、目は見えなくなるけど、耳だけはずっと、ずっと遠くまで聞こえてる。

色覚異常はピンクを満ちるメチルアルコール

嘘でも良くて、本当に嫌悪がある。

目の前のこの人を好きなのか嫌いなのか、気持ち悪いのか輝いているのか、これを信じているのか疑っているのか。

オセロの盤上で生きてるように白か黒にしか変えられない性格で、困っている。


嘘でも良くて、優しさだけを抽出していたい。

一瞬でも怖い顔を見たくない。

ほかに女がいてもバカにしてても嫌われててもいいから。


ここまで書いて変な恋愛してませんか?こころの相談フリーダイヤルらこちらです、って広告出ても嫌だから白状するけどわたしは歌い手にガチ恋してる自分が精神年齢低すぎてドン引きしてるわけ。

お金がありません。

貢いでいるからです。

また握手して下さい。

今度はもっと、喋りたい。


炎のように揺れては消える体がなくなるいつかいなくなるわたしも君も髪も神も何もなくなって魂だけになったら、お嫁さんにして。

アンダーザ死骸

「何してるの?」と言われてもなにもしてなかった。

完全に息の根も骨も抜かれた日常で花だけが仏壇に飾ってあった。

わたしの人生は何度終われば正しくなるだろうかとゾンビの思考をいまだにやめられなかった。


誰を否定してもわたしはみんなといたかった。Twitterは人生だったし、信頼できるのは顔が見える地下鉄の住人でも会社の屍でもなく匿名の文字だけだった。それを失ったのは自業自得だったわけだけど。誰かを傷つけることでしか生きてることが実感できなかったのは誰かを好きなだけなのに愛する人が家にいる人がいたからだと思う。もうなにもないけれど。


本当にもう、何もかもがなくなっている。

あれほど熱中した仕事も、背の高い誰かも、否定すべき窓際の女もいない。

ただただ言われた仕事をして定時に帰ればそれでいい、それだけでしょうもない金額が振り込まれていた。いつのまにか誰とも話さなくなったし、上司が嫌いになった。トラウマといえば簡単だし、夢みたいな男は好きだけど現実で触れる距離にある男は誰1人として床に落ちるゴミと共に変わらなかった。


自業自得を責めれば永遠に堕ちていけるけど、私はいまわたしの持てるだけの量を持って生きていきたいと思っている。許してくれない人もいると思うけど。

地獄の季節に花は咲かない

 

わたしが印刷した資料をコピー機から取り出したら、文字を生み出した指を裏切るように一本の切り傷を作っていった。

人差し指から出る少しの血を洗い流して、ヒリヒリする箇所を咎めるように撫でてみる。

こうやって、人知れず何かに裏切られて、地味な痛みをずっと持ち運んで生きてくのだろうか。

 

 

 

今のような生活はちっとも当たり前じゃなくて、それ以前の生活といえば、

あの田舎から帰ってきたばかりのわたしはただのキチガイで、

寝れぬ、食べれぬ、忘れられぬ、の

やせ細った不健康体で生きてるただのゾンビだった。

ずっと泣いてて腫れた目と、ガリガリの体、24時間眠れずに歩き回り、ただただ家族に迷惑をかけた。

だけど、書き尽くせないほど裏切られたり、悲しいことを経験して、

毎日、朝が来ても夜が来ても憂鬱だった。

 

それでも、友達、家族に支えられて、なんとか健やかに生活できるようになった。

母親が仕事に行ってる最中、掃除やご飯を作った。

ささやかな楽しみも見つけられた。

でも、あの田舎から帰って来た後遺症を抱えて、人に気を遣われながらの生活は、苦しかったけど、暖かかった。

 

 

あの街は寒かった。

帰って来たのは初夏だったはずなのに、わたしはずっと寒くて、夏になったことすら知らなかった。

 

 

 

ハロワと家の往復で、お金もなくて、

人間として終わってるなと何度も思っていた。

 

無事に今の仕事にありつけたことは、とても感謝しなくてはいけないんだと思う。

ゾンビから人間に還ってこれたから、

なかなかないチャンスだったと思う。

入社試験もすごく頑張って勉強したし、何かを目指す努力というのを、きちんと真っ正面から向き合って、出来たから、良かった。

 

 

 

なんか、

ブログにいつも、

悲しかったことをツラツラと書いてしまう。

くさいものを何度も嗅ぐ人は変態だし、わたしも、悲しいことを何度も思い出すから、変態なのかもな。

バニラクリームガムテープ


PARCOのスターバックスで決定的なことを言えた瞬間を今でも覚えている。


その頃、わたしは海辺の街に逃げ込んでいて、面接に何度も落ちながら、やっと決まったバイトを体調不良で断ったり、バファリンを4錠飲んでから酒を飲んだり、お金が底をついてきたり、ずっと仲違いしてた母親に助けてとLINEしたり、一緒に住んでいたあの人の前で泣きわめいたりしていた。

あの人は具体的な解決策を提示しないまま、自分には関係のないことだと、薄情な割り切り方をしていたけど。


そんな中、わたしの意思とは無関係に、地元に帰ることになった。

わたしは何度も実家には帰れない、喧嘩して家を出てきたからと訴えたのに、あの人は自分の娯楽だけを考えて、わたしのことなんて微塵も汲み取ってはいなかった。


でもそれが功を奏したとも言える。


土地には力があると思う。

帰ってきた途端、ずっと連絡を取ってなかった友達から電話が来たり、母親には泣かれながらもきちんと話ができたり、わたし自身ももう、やめよう、あの街には帰らないと、決めれたから。


混み合ってるスターバックスの中で、壁際の席で膝の上にiPhoneを置いて、わたしは画面を見つめながら、ただただ動かされるように、Twitterで貰った言葉を言っていた。

それは自分の意思とは無関係なようだけど、

絶対にわたしの本心だったと思う。

目の前のあの人は涙目になって、離れるのは嫌だと言ったけれど、決定的なことを言うと、目すら合わせてくれなかった。


それからその日中、ずっと。


帰り際、駅であの人が好きだとかごめんねとか言うから、あの人の頬を両手で包んで

「そんなに女の子と遊びたい?」って聞くと、目を逸らされたのを覚えてる。

それから遊びたい、2人きりとは言わなくても、3人とか、女の子とは遊びたい

って言われた。

「遊んでいいよ、もう何も言わないよ。だけど、本当に大切だと思ったら、わたしのこと、もっと大切にしてね」って泣きそうになりながら言った。

駅であの人に見送られながら、手も振らずに、振り返らずに帰った。


それが、あの人と会った最後の日だった。






思い出が無くしたパズルのピースみたいに、たまに断片を見つけては、途方に暮れている。

今とは全く違う、別のわたしの話。

別のわたしの人生。





海、深夜のチャイム、地名…

わたしに過去を思い出させる引き金が、世の中には沢山存在する。

こめかみに当てて、毎度自分を殺しても、何度でも生き返って、

今ある幸せを噛み締めてるのが、

地獄から天国に這い上がってきた、証拠なのか。

終わらない禊

深夜から早朝にかけて、浅い眠りの中で怖い夢を見た。

元彼の運転する車で遊びに行くけれども、わたしがもう嫌になって途中で帰ってきて、その後、元彼が車でわたしの家まで勝手に来て、家の中にズカズカと入られる夢だった。

お母さんに助けを求めたけど、あまりわかってくれなくて、元彼と母親が会ったくらいで目が覚めた。


急に怖くなった。

あいつが帰って来てるのかなって。


カーテンを開けて家の目の前を見ても居なかったから少し安心して、カーテンをぴっちりと閉めた。

その後、トイレへ向かう時に、玄関の前に影を感じたような気がして怖くなった。

ありえないけど、人は恐怖で幻覚を見るから。


その後、少しぼーっとしてからまた寝た。


勉強において、最も大切なことは「覚えたことを反復して思い返すこと」であって、

得た知識は、何度も何度も繰り返すことによって、記憶の中に染み込むものらしい。


わたしは何度も何度も何度も何度も思い出して、忘れるのはおろか、記録更新をしてるから、いけない。


2度目に起きてからは、前に住んでた土地のものが、まだ残っているか探した。

財布の中に、あの地名のカラオケや美容室のカードがあったから切って捨てた。

燃えるゴミ。

きっと誰かが焼いて供養してくれる。



禊が終わらない。

どれだけ捨てれば、変われば、苛まれることはなくなるんだろう。

男の人が、嫌いになった。

テレビで見る人なら、綺麗な顔と部分的にしか知らない性格のおかげで、なにも汚い部分が見えなくて好きだけど、

現実の男の人が、

ものすごく汚くて、不誠実な生き物だと、思えてくる。

男の人が、というか、その言葉の背景に誰かがいるのは、わかってるけど。


きっと一生恋ができない気がする。


誰かをわたしの「相手」とすることで、その人を支えることがわたしにはできない。

わたしはずっと、自分が脆かった時代を思い出して、

「こうして欲しかった」ってことが脳裏に焼き付いてて、

それを相手に求めるには、自分も犠牲になることも必要って、わかったから。


当たり前のことができない…。


好きならそれでいいじゃん、恋人じゃなくても…自分だけの相手にしてしまうから、いろんな歪みが起きて、

後始末のつかないことが起こるんだ。


馬鹿みたいだけど、このまま傷ついて生きていけるのかって思う。


友達の恋なら応援してるし、男友達なら喋ってて楽しいよ。

でも、いざ自分がとなると、何もかも否定したくなる。


ネガティヴを星に変えて夜空に捨ててください。